うたよむブログ

短歌のこと、読書会のこと

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

廃線になる日は銀杏のふるさとを…(光森裕樹)

廃線になる日は銀杏のふるさとを囲ふ踏切すべてあがる日 光森裕樹/『鈴を産むひばり』H22 銀杏のふるさとを開け放つ日。 一斉にすべての踏切があがる情景は凜として美しい。 そして、かすかにその情景は、降参して両手を上げる様子と重なる。 ふるさとを延々…

「時評」平成25年1‐6月号

「日本歌人」平成25年1月号から半年間、時評を書きました。 以下、備忘録としてタイトルを記載します。 1月号:詞書をめぐって 2月号:歌集で短歌と出会えるか 3月号:歌にいのりを 4月号:短歌における共感の変化―時代の気分から 5月号:共感の距離感 6月号…