2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
たつた一人の母狂はせし夕ぐれをきらきら光る山から飛べり 前川佐美雄/『大和』S15 狂気の一番美しい瞬間がこの歌にはあるように思う。 不甲斐なさとか、やるせなさとか、絶望とか。狂気の引き金となったすべてをひっくるめて、身を投下する瞬間。 マイナス…
『うた新聞』5月号「ライムライト」のコーナーにエッセイ「記憶の遊び場」を寄稿しました。地名の入った歌についてのあれこれ。場所の記憶は人の記憶?もし手にする機会がありましたら、読んでいただけたら嬉しいです。